
特徴
- 部品は秋月やマルツ等で買えるものだけ。
- ハンダ付け不要、配線するだけ。
- 震度 1 から測定可能。
- スクリプトはオープンソースで公開。
材料と制作方法
注意点
- 自己責任でお願いします。
- 電気工学の知識が乏しいため、動作してはいますが不適当かもしれません。
- 各部品の特徴や、電子部品の説明書は必ず確認してください。
- とくに電解コンデンサは向きに注意してください(破裂等の恐れがあります)。
制作方法
材料
名前 | 個数 | リンク | 用途 |
---|---|---|---|
Raspberry Pi 3 Model B | 1 個 | – | 旧モデル可。AC アダプタ、microSD 別途 |
ブレッドボード | 1 枚 | BB-801(例) | |
加速度センサ KXR94-2050 | 1 個 | KXR94-2050 | |
A/D コンバータ MCP3204-BI/P | 1 個 | MCP3204-BI/P | |
ジャンパーワイヤ オス-メス | 6 本 | 秋月 C-08933(例) | RasPi とボード間の配線に使用 |
ジャンパーワイヤ | 適量 | 秋月 P-00288(例) | ボード上の配線に使用 |
定電圧レギュレータ 3.3V | 1 個 | LP2950L-3.3V(例) | 電圧安定化 |
ショットキーダイオード | 1 個 | 1S4(例) | レギュレータ逆電圧保護 |
コンデンサ(0.1μF) | 4 個 | 秋月 P-04064(例) | |
コンデンサ(1μF) | 1 個 | 秋月 P-08150(例) | 電解コンデンサ可 |
コンデンサ(3.3μF 以上) | 1 個 | 秋月 P-10590(例) | セラミックコンデンサ可 |
配線例

(写真注:ショットキーダイオード未配線、電解コンデンサの位置にセラミックコンデンサを置いています)


- 定電圧レギュレータ前後のコンデンサ
- 発振防止と電圧安定化のために使用します。
- データシートでは 3.3μF の時にノイズレベル最小のようです。10μF や 470μF などでも精度は確保できます。
- A/D コンバータ直前のコンデンサ
- ノイズ除去のために使用します。データシートで 1μF が推奨されています。
- センサ出力のコンデンサ
- ローパスフィルタに使用します。
震度の算出

震度の算出方法
- 3 軸の合成加速度(ガル)を算出
- 3 軸サンプリング
- フィルタ(後述)適用
- 加速度[gal]に変換
- 3 軸の合成加速度[gal]を算出
- 震度を算出
- 5 秒間のうち 0.3 秒間継続した合成加速度[gal]を算出 (※5 秒分の合成加速度を降順ソートしたときの 0.3 秒目の値)
- 2 * log10(gal) + 0.94 で震度を算出(gal は 0.3 秒間継続した合成加速度[gal])
フィルタ特性
- 計算方法
- 指数平滑値 = 前回の指数平滑値 * 0.94 + 今回のサンプル値 * 0.06
- フィルタ後のサンプル値 = 指数平滑値 – 直近 200 サンプル(1 秒)の平均値


計測実績
- 設置場所: 東京 23 区内
- 波形グラフは上から [震度] [加速度] [南北] [上下] [東西] です。
データについて
規模と実際の震度は、気象庁、防災科学技術研究所 強震観測網(K-NET,KiK-net)のデータを使用しています。